Google Pixelは何年使える？

Google Pixelはどれくらいの期間 使えるのか？

Androidスマートフォンの中でも特に人気のGoogle Pixel。最近では、価格も若干上昇傾向にあるため、できることなら長期間使用したい、というのが本音ではあります。

今回は、これまでに販売されたGoogle Pixelについて、いつまで使えるのか、どれくらいの期間使えるのかという点について考えてみたいと思います。

バッテリーの寿命から考える

Google Pixelをはじめとするスマートフォンは、リチウムイオン電池を使用しています。リチウムイオン電池は毎日充電するとすると約2年で寿命が来ると言われています。

劣化したバッテリーを使い続けると、満充電時の容量が少なくなるため、最初は2日程度使えていたのが1日持たないくらいになってきます。
場合によってはバッテリー本体が膨らんできたり、発火や爆発のリスクもあるため、早めに交換をする必要があります。

バッテリーの交換はGoogle Pixelの正規店やスマホ修理店などに依頼しましょう。

一般的に家電製品のメーカーによる修理部品保管期間は販売終了後3年～7年となっていることが多いので、ピクセルについても3年間はバッテリー交換ができると考えてよさそうです。

ソフトウェアのアップデート期限から寿命を考える

Google Pixelのソフトウェアの提供サポート期限は「Android OSのバージョンアップ提供保証期限」と「セキュリティアップデートの提供保証期限」が機種ごとに設定されています。

Pixel 7以前の機種については、アップデートの提供期間は、販売開始から最低5年となっていましたが、Pixel 8以降の機種は最低7年へと引き上げられました。Google Pixel 5a以前の機種は短く、3年です。

セキュリティアップデートの提供保証期限が過ぎると、OSの不具合などによるセキュリティ上の脅威に対応するための修正プログラムが取得・更新できなくなるため、この期限以降は使用しないほうが安全です。

以下に各機種ごとの情報を記載します。

現時点（2024年8月）で販売されている最廉価の機種であるGoogle Pixel 7aは2028年6月までは安心して使える、と言えます（機器としての動作が遅くなるとか、そのあたりは加味しないとして）。
中古で購入する場合は、セキュリティアップデートの提供保証期限が十分にあるものを購入しないと、すぐに使えなくなる（使えるけどセキュリティ上の問題がある）ので、よく確認してください。

時勢にあったスマートフォンに買い替えましょう

スマートフォンはほとんど毎日使用する、生活に欠かせないツールとなっています。
長期間使える機種を購入しても、ある程度の期間使用していると、やっぱり新しいものが欲しくなってしまうのが人情。
そんな時は、下取りプログラムなどを利用して、お得に買い替えましょう。

なお、内閣府が発表している「消費動向調査」によると、スマートフォン（携帯電話）の平均使用年数は4.4年だそうです（2023年12月の調査結果、第５表・主要耐久消費財の買替え状況より）。
この4.4年というのは、「古くなって処理能力が不足して遅くなるストレスからの買い替え」や「バッテリー交換費用を考えたら新しいものに買い替えたほうがいい」などの理由がありそうです。

新しい技術を取り入れた最新のスマートフォンに4年くらいで買い替える、というのがやはり経済的にも無難な線なのかなぁ、という気がします。
新しいGoogle PixelならGoogleのAIを使った機能にも対応していますので、やっぱり最新機種を使いたいところです。

【参考リンク】

• Google Pixel にソフトウェア アップデートが提供されるタイミング（Google Pixelヘルプ記事）
  https://support.google.com/pixelphone/answer/4457705
• 消費動向調査・2023年12月実施分（内閣府・報道資料）
  https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/kekkanoyouten2023.pdf